AIで映画が作れる時代に突入!Googleの新ツール「Flow」とは?

はじめに:Google I/O 2025で発表された「Flow」がすごい

今回は、先日開催されたGoogle I/O 2025(アイ・オー)で発表された新しいAI動画生成ツール「Google Flow(グーグル フロー)」についてご紹介します。

このツール、一言で言うと「動画版のChatGPT」のような存在。
画像や文章(プロンプト)を入力するだけで、ストーリー性のある動画がAIによって生成されるという、革新的なツールです。

Google Flowの基本機能とは?

画像3枚とプロンプトで動画が完成

「Flow」では、たった3枚の画像と短い文章(プロンプト)を入力するだけで、数秒間の動画が自動生成されます。さらに:

  • 次のシーン(カット)を追加してストーリー展開
  • 既存の動画を引き伸ばす(尺のばし)
  • 動画の途中から別のルートに分岐することも可能

つまり、「絵コンテ+指示文」だけで物語がどんどん動画として形になる。映像制作の常識が大きく変わる瞬間です。

実際のデモ動画では…

Googleが公開したデモ映像では、以下の素材から短編動画が作られました:

  • 老人の写真
  • 車の写真
  • Imagenで生成された「鶏の頭のシフトレバー」

これらにプロンプトを加えるだけで、車が砂漠に着地し、飛行する…というようなSF風のストーリー動画が展開されました。

Googleが発表した動画制作ツールFlowで制作した動画の4コマ

現在の提供状況と料金プラン

現時点ではアメリカでのみ提供開始されており、日本では「Coming Soon」となっています。ただし、数ヶ月以内のリリースが見込まれています。

提供プラン(2025年5月現在):

  • Google AI Ultra:月額249.99ドル(約35,600円)
    → 高機能プラン。新AI動画生成モデル「Veo 3」への早期アクセス付き
  • Google AI Pro:月額29.99ドル(約4,275円)
    → 一般向けプラン(旧Google One AI Premiumのアップグレード)

まとめ:FlowはWeb制作に革命をもたらすかも

Google Flowは、単なるエンタメ用ツールではなく、Web制作・マーケティングの現場にも革新をもたらす可能性大のAIです。

動画を「作る」から「指示する」時代へ。
これからのWebサイト制作に、新たな表現の武器として取り入れてみてはいかがでしょうか?

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